朝靄につつまれて
連休前の平日の休み。家族に許しをもらいソロツーリングすることにした。 先日久しぶりに会ったバイク仲間から、日帰りにもかかわらずソロで何と800Km!も走ったと言う話を聞かされた。 その話を聞いて以来、居ても立っても居られなくなってしまい、ソロツーリングに行く事にした。 今年の秋は10月というのに秋晴れが続いていて、前日の天気予報では関東各地と晴天の予想。 もう頭の中は紅葉と青空で一杯である。何とか家族を説得し、早朝に出発する事にした。行き先はバイクに乗りながら考える事にした。 まだ夜も明けぬAM04:00自宅を出発し関越東松山ICへ。 さすがにこの時間は冷え込んでいて、暑さの中でのライディングに慣れきっていた体にはこの冷え込んだ空気が心地良く新鮮に感じられた。 まだ皆眠っている町を抜け出すべく高速ICへ向かう、この感覚はなんとも言えない。 一体いつ以来だろうか?
今日の相棒はBIMOTA Kb1。 目的地は草津白根火山ルート方面とした。 天気予報を信じて雨合羽を持たずに装備は簡単な工具のみで地図も持たずに出かけた。 高速は空いていてエンジンノイズと排気音が気持ちよい。「どこで降りようか? 草津へ行く? 白根山? 万座へはどのコースをとろうか?」とあれこれ考えながら、久しぶりのツーリングを楽しみながら高速を走る。ヘルメットシールドとバックミラーの汚れを拭き取りするためにPへ寄り道する事にした。まだ夜が明けていないため空模様がわからない。辺りを見渡すと朝もやなのか朝霧なのか、視界が今ひとつ。 日の出の時間にならなければ空模様は分かりにくいので取り敢えず目的地に向かい再スタート。 バックミラーを覗くと空が白み始めていた。 高速を藤岡ICで降り榛名山へ。 この峠は大変すばらしく高速コーナーが連続しなかなか豪快なコースなのだけれど、久しぶりに来てみると路面が荒れていて少し落胆してしまった。 まあ伊豆スカみたいな有料道路とは違うので仕方がないところか? 山頂にほど近いPスペースにて日の出を迎えた。休日ならば沢山のバイクであふれるこの場所も今日は貸切だ。 ここまで登ってくる途中、深い霧の中を走行したためKbのスクリーンやヘルメットのシールドに水滴が付着し、それが朝日を受けて輝いて見えている。エンジンが朝の冷気に包み込まれチンチンと音を立てている。まるでKbが喜んでいるかの様だ。 「さて次は草津を経由して白根山へ行く事にしよう。」次の目的地を目指して再び走り出すことにした。 ふと空を見上げて見ると雲ひとつない快晴の空が広がっていた。 これだからバイクは辞められない。

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